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ペースメーカー

ペースメーカーをつけている人のそばでは、携帯電話を使用しないように……これはもはや常識と言えることなのではないでしょうか。これ以上に気をつけなければいけないのはMRI検査です。電磁波を使って行う検査ですので、ペースメーカーを入れている人は絶対に行ってはいけない検査です。ペースメーカーは、心臓に対して電気的な刺激を与え、鼓動を促す医療器具です。

ペースメーカーって?

ペースメーカーペースメーカーは、電池と電子回路からできていて、心臓に電気的な刺激を与えるためのリードがついている装置です。心臓の鼓動が途切れたり、一定の間隔を超えるとそれを察知して心臓に電気信号を送り、心臓が正常なリズムを刻むように補助する機械です。いくつか種類があり、心臓の障害に合わせて使われます。

ペースメーカーの植え込み術

ペースメーカーは体の中に植え込むものですので、手術によって体内に設置されます。方法は局所麻酔によって行われるものと、全身麻酔で行われるものがあります。

手術方法

手術は、心内膜リードを使うものと心筋リードを使うものがあり、前者は局所麻酔で、後者は全身麻酔で行います。

心内膜リードでの方法
パンクチャー法
(静脈穿刺法)
局所麻酔をし、細い管を静脈に刺し込み、刺し込んだ管を通してリードを挿入します。
カットダウン法
(静脈切開法)
局所麻酔をし、静脈を切開し、その切れ目からリードを静脈に直接挿入する方法です。
心筋リードでの方法
心筋電極植え込み法 全身麻酔にて行われる挿入方法です。

心内膜リードを使った方法ですが、簡単に説明していきましょう。

  1. 局所麻酔をして鎖骨周辺を消毒します。鎖骨に平行になるように5cm程切り、皮膚の下にペースメーカー本体を入れるためのポケットを作ります。
  2. 切開した場所の近くにある静脈を探し、静脈を通して心臓までリードを入れます。リードを入れる方法は、上の表で紹介したどちらかの方法が取られます。
  3. X線に映して様子を見ながら心臓に向ってリードを進めていき、リードの先端が右心房、または右心室のしかるべき位置に届き、心臓の電気刺激の反応が良好であれば、その部分にリードを留置します。
  4. ペースメーカー本体にリードを接続し、1で作られたポケットに本体を収め、皮膚を縫合して手術は終了になります。

永久電池ではありません

定期検査ペースメーカーは、体内に入れてから一生使えるものではありません。電池で作動していますので、交換が必要になります。使われているペースメーカーの種類やリードの種類、心臓病にもよりますが、おおよそ5〜10年くらいになります。

電池の残量は医師には判断がつきますので、定期的な検査は必ず受けなければいけません。ペースメーカーの種類と脈拍が関係しますので、毎日脈拍を測定し、医師から聞いている脈拍と大きく違う場合は、担当医師に連絡しなければいけません。

合併症

体に異物を常に入れておくので、合併症が出る場合もあります。術中にも合併症が出る場合もありますので注意が必要です。

手術中

気胸 パンクチャー法で手術を行った場合、ごく稀に注射針が肺まで行ってしまう場合があり、その部分から空気が漏れて胸の中に空気が溜まることがあります。術中や直後に息苦しさや胸痛があった場合、気胸が疑われますので、すぐに医師に伝えましょう。
血胸 パンクチャー法で手術を行った場合、ごく稀に、静脈や動脈を貫通させてしまう場合があり、胸の中に出血が溜まってしまうことがあります。
リード穿孔 稀な合併症ですが、リードを進める際に、血管や心臓の壁の一部をリードが貫通することで起きます。

手術後

ペースメーカー
ポケット感染症

ペースメーカーを植え込んだ場所が赤く腫れてしまうものと、その部分が少しずつ黒ずんで徐々に進行していく2種類の感染症があります。

赤く腫れてしまったものには、ペースメーカーの周りに膿がたまり、膿が皮膚の外に出てくるものもあります。まれにばい菌が検出される場合もあります。黒ずんでくるものは、炎症が見られなければそのまま様子を見ることになります。

リードの離脱・移動

ペースメーカーに使われるリードの先には、心臓の細胞に引っかかるようにヒゲのようになっていて、留置した位置からずれないようになっています。ごく稀に、リードの先端が留置している位置から抜けてしまい、電機信号を心筋に伝えられなくなってしまう場合があります。

術後しばらくすると、リードの先端が組織に癒着して抜けにくくなるのですが、組織が少なかったり、術後間もないのに腕を使った激しい運動をするとこの合併症を起こすことがあります。

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